水曜日, 6月 03, 2015

Fromヘッダでブロック

 すでに着信してしまったスパム、およびサブジェクトのチェック(「image editing」)や本文チェック(「@aliyun.com」)や「5桁以上連続する数字で始まるサイトドメイン名」の条件でブロックされたスパムに、送信者エンベロープアドレスとFromヘッダのメールドメインが共に「@yandex.com」であるものがかなりあることに気付いた。そこでheader_checksに

/From:.+@yandex\.com/ REJECT

と設定しておいたら、これが効いていた。

Jun  2 20:20:32 reject: header From: "Louis" <q***@yandex.com> from coorner.yjec.net[108.170.60.178]; from=<q***@yandex.com> to=<w***@gabacho-net.jp> proto=ESMTP helo=<coorner.yjec.net>: 5.7.1 message content rejected
Jun  3 00:29:03 reject: header From: "Louis" <q***@yandex.com> from white.91yuepao.com[192.99.193.104]; from=<q***@yandex.com> to=<w***@gabacho-net.jp> proto=ESMTP helo=<white.91yuepao.com>: 5.7.1 message content rejected

 「check_sender_accessで蹴った方がデータ伝送が減るのに」と思う人がいらっしゃると思うが、あえてFromヘッダをチェックするようにした。というのは、エラーメッセージが「sender address rejected」だと、スパマーは「ならば送信者アドレスを変えれば着信するだろう」と容易に推測できてしまうが、ヘッダチェックだとエラーメッセージが「message content rejected」になり、ヘッダと本文の中のどこが引っかかったのかがスパマーにはわからないからである。

 2014年11月3日「一日中拒絶記録がなかった日」で、スパムアクセスが非常に減っていることを述べたが、またぞろ増えてきた(1ヶ月で6158個ものスパム送信元ホストが発見された2007年ほどのひどい状況ではないが)。これに対抗する工夫をするのもなかなか楽しい。

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