前回の続き。
質問してきた方は、やはり日本の会社に勤務する中国人だった。S25R方式を導入したのは、国内にあるメールサーバ。
確かに中国では逆引きの設定が広まっていないので、中国からのメールを受信するのにホワイトリスト登録が必要になることはあるとのこと。しかし、中国でもスパムの被害は深刻なので、友人にもS25R方式を勧めたいとおっしゃっていた。
逆引きの設定が広まっていない中国では、グレイリスティングの方が良いかもしれない。ただ、「初めてメールを送ってくるホストにはわざと一時拒否応答を返す」というグレイリスティングのコンセプトよりも、「逆引き名がサーバっぽいならば許可する。そうでないメールサーバはホワイトリストで許可する」というS25R方式のコンセプトの方が理解しやすいかもしれない。S25R方式を試してから「よく考えてみたら、グレイリスティングでいいじゃないか」と気付く人がいれば、それはそれでよいと思う。
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