日曜日, 5月 03, 2015

迷惑電話対策

 迷惑メールでなく迷惑電話の話。
 我が家の固定電話に、出たらすぐに切れてしまうという変な電話がかかってくることが時々あった。かつて使っていたISDNとは違って、ひかり電話では発信番号通知がデフォルトではないので、追加で契約した。
 出たらすぐに切れてしまうのは番号非通知のコールだとわかった。電話機に「ヒツウチ」と表示された時にはほったらかしてみたら、決まって呼び出し音10回で切れた。何のためにかけてくるのか、わけわからん。
 電話機に、番号非通知のコールに対して「番号を通知してかけ直せ」とアナウンスを返して切る機能があったので、ナンバーリクエストサービスを追加契約しなくても対策ができた。reject_unknown_clientのようなものだな。ちょっと違うけど。
 ひかりルータのログを見ると、番号非通知のコールは2014年12月に2回、2015年1月に1回、2月に1回、3月に9回、4月に2回あった。最も新しい記録は4月25日である。敵はまだあきらめてはいないものと見える。

 それで思い出したのだが、NTTの発信番号通知サービスの開始がアナウンスされたころ、タモリさんがラジオ番組で「かけ手側では番号の通知を(184をダイヤルして)拒否できる?でも受け手側では番号非通知の電話を拒否できる?わけわからん」という意味のことを言っていた。一見相対立するポリシーだが、かけ手が悩み事相談などで自分のプライバシーを守りたい時には番号通知を拒否できるし、受け手が「いのちの電話」や事業者ならば番号非通知のコールも拒否しない、一方、一般家庭では身元を隠すかけ手からのコールを拒否したいと思えばできるということである。ユーザーのポリシーで選択できるということで、それは言い換えれば、ユーザーは自分のために最も良いサービスの選択を自分で判断しなければならない、選択の自由度が高まれば選択の責任は自分が負うということである。今は広く理解されていることだと思うが、当初は一般ユーザーにはなかなか理解しにくかったようである。

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