水曜日, 7月 26, 2006

POP-before-SMTP

 POP-before-SMTPをサービスしているメールサーバにS25R方式を実装すると、ISPのエンドユーザー回線に接続された正当なクライアント(モバイルPCなど)からのSMTPアクセスがS25Rの拒否条件によって蹴られてしまう。これを解決するには、POP認証されたクライアントのデータベースをsmtpd_client_restrictionsパラメータとsmtpd_recipient_restrictionsパラメータの両方で参照すればよい。
 たとえば、私が使っているDRACの場合は、以下のように設定する。ここで「dracd」が、POP認証されたクライアントのデータベースファイルである(実際のファイル名は「dracd.db」だが、「.db」を付けずに指定する)。

smtpd_client_restrictions =
  permit_mynetworks,
  check_client_access hash:/etc/mail/dracd,
  check_client_access regexp:/etc/postfix/client_restrictions,
  reject_unknown_client

smtpd_recipient_restrictions =
  permit_mynetworks,
  check_client_access hash:/etc/mail/dracd,
  reject_unauth_destination

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