水曜日, 8月 23, 2006

「450」だけ書いてもだめ

 ある企業ネットワークのメールシステム管理者から質問を受けたことがある。ポルノサイトからのスパムを阻止しようと、クライアント制限の設定ファイルのブラックリスト欄に

/^host\.example\.com$/ 450

の形で設定したのだが、阻止されないとのこと。
 これではだめである。

/^host\.example\.com$/ 450 UCE-blacklisted

のように、応答コードの後に何らかのテキストを指定しなければならない。なぜPostfixがこういう仕様になっているのかは知らない(ご存じの方は教えてください)。
 それと、送信元がポルノサイトだとわかっているのなら、「450」でリトライを促す必要はないだろう。企業ネットワークは仕事のための設備なのだから、社員のためにポルノの宣伝を受信してあげることはない。敵が逆引きホスト名を変えてもスパムを送り込めないように、ドメインごと「554」で蹴飛ばしてやろう。

/\.example\.com$/ REJECT

の形で設定すればよい。
 もっとも、「450」を返すことによって、敵がむなしくリトライを続けるのを見て楽しむなら、それはそれでよいけれども。

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