2006年7月の統計をとってみた。
論文に示している、2004年4月の統計期間には、不正メールの送信元ホストは567個だったが、今回は4423個と7.8倍に増えていた。それに比例して、受けてしまったスパムは1通から8通に増えた。
4423個のうち、一般規則にマッチしたのは4344個で98.2%。2004年4月から変わっていない。ブラックリストにマッチしたのを合わせると4383個で99.1%。不正なHELOコマンド(宛先サーバのIPアドレスまたは受信者のドメイン名を通知している)を送ってきたものは998個あったが、これらはすべて一般規則に引っかかっていた。結局、トータルの阻止率(User unknownになったために受けずにすんだものは、阻止されたことにしない)は99.1%で、これまた2004年4月から変わっていなかった。
「阻止率99%のスパム対策方式」というセンセーショナルなタイトルが“看板に偽りあり”になったらどうしようかと心配していたが、2年たってもS25R方式の効果は衰えていなかった。自慢しちゃおう。えっへん!
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