土曜日, 5月 30, 2009

SPAMCOPの併用の効果

 4月29日にSPAMCOPの併用を開始した。4月26日から5月30日22時までのログから拒絶ログソーティングスクリプトでカウントした推定メッセージ数は偽陽性判定を除いて1582、この期間に着信したスパムは8通。したがって阻止率は99.5%となった。
 S25Rをすり抜けてSPAMCOPでブロックされたスパムは5通あった。これらが着信していたとすると、阻止率は99.2%である。これもけっこう高い値だが、SPAMCOPの併用でさらに0.3%上がったことになる。SPAMCOPによる偽陽性判定は起こっていない。
 S25Rでブロックされたホストの中には、論文に示していない追加の一般規則とブラックリストで引っかかったものがあった。そのうち以下に○で示したものはSPAMCOPに登録されていた。

router.shtorm.com [195.62.14.1]
pursuant.age.volia.net [77.122.227.132]
smatteringness-warmth.volia.net [77.123.102.225]
devoted-parlayer.volia.net [93.74.8.151]

つまり、追加の一般規則とブラックリストがなかったとしても、4通のうち3通はSPAMCOPでブロックできたということである。
 SPAMCOPの併用はかなり役に立つ。一方、今までにスパムアクセスをしてきたホストをRBL.JPBlack list DB checkで調べたところでは、RBL.JPに登録されていたことは数えるほどしかなく、spamhausに登録されていたのを見たことは一度もない。

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