月曜日, 6月 22, 2015

「あなたの方式は今なお有効ですか?」

 6月20日の夜遅くに、トップレベルドメイン名がnetのドメインから「admin」名のメールが届いた。アメリカのサイトらしい。
「あなたのサイトの最終更新は2009年でした。あなたの方式は今なお有効ですか?」
 なお、「有効」と訳した英単語は「relevant」である。これを英和辞書どおりに「関連した/適切な」と訳すとわかりにくいが、英英辞書を引いたら「環境に適合している(appropriate)」という意味があることがわかったので、「様々な手口のスパムが存在するというインターネット環境に今なお適合しているか」と解釈して「効果がある」=「有効」と訳した。
 で、返事を送った。
「はい、ことに日本では今なお広く使われています。」

 多分、S25R方式のレポートの最終更新日が2009年11月23日になっているので、そういう疑問を持たれたのであろう。どのページにも他ページへのインデックスがあって、更新履歴を見れば、今年2015年に至るまで何らかのコンテンツ更新を続けていることや、2014年にも導入報告の追記をしていることがわかるはず。また、ホワイトリストのページを見れば、今もホワイトリストファイルの頻繁な更新を続けていることがわかるはず。とはいえ、方式を説明するコンテンツが6年もバージョンアップされていないのに、様々に手口を進化させているであろうスパマーに今なお対抗できているとは、にわかには信じにくいのもわかる。
 ともあれ、もうすぐ6月26日で発表11周年を迎えるS25R方式に新たに注目してくれる人が今なお現れていると知ったのは嬉しい。

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